井戸の用途は様々であり、利用目的、水量、水質により井戸仕様も異なります。
村防工業は昭和21年創業以来、経験と技術を生かして約70年にわたり工業用、農業用、家庭用、防災用など数多くの工事実績を積み重ねてまいりました。
それぞれ掘削深度や地下地質・作業スペース・井戸の利用方法・ご予算など、
色々な条件を検討し適切な掘削工法を選択します
地下にある地下水を利用するためには、井戸を掘削することが必要です。最近ではボーリングによる掘削がほとんどで、その工法は ロータリー工法、パーカッション工法、エアーハンマー工法に分けられます。農業用水・工業用水・消雪用水は水を多量に使用する 為、井戸水を有効に活用しコスト削減につながります。 又、防災用井戸としても考えられています。
ビット先端に衝撃式ビットを吊るし、これを一定のストロークで上下運動させて、その衝撃により孔底の地盤を突き崩しながら掘り進む工法です。
従来から最も多く使用されており、地層サンプル・電気検層にて最良の帯水層を判断して、ケーシング管とストレーナー(取水口)をセットすることが出来ます。
比較的地層が柔らかい土地や崩れやすい砂層、玉石層の掘削に適しています。
ビームを動かすことによりビットを上下させ、ビットの衝撃で地盤を突き崩し掘進します。
掘削中は、孔の中は常に泥水を満たしておきます。泥水は孔の崩壊を防ぐ役割があります。
計画深度まで掘り終わり、井内洗浄後、ケーシングを入れます。
ケーシング管は穴の開いたもの(スクリーン)があり、このスクリーンが水のある地層の位置になるようにします。
ケーシング管挿入後、周りに豆砂利を少量づつ静かに入れます。豆砂利はフィルターの役目をして、砂が井戸の中に入るのを防ぎます。
掘った孔とケーシング管の隙間を埋めて地層の崩壊を防ぐ役目もあります。
井内洗浄を行った後、水中ポンプを入れて地下水を汲み上げます。
揚水量も多く、水質も問題なければ井戸の完成です。
本工法は、トリコンビットと言われる刃先と地上の機械を堀管(ロッド)で連結し、刃先に回転力を与え、地層を切削破砕しながら、管内にポンプで送り込んだ泥水をビットから噴出させ、ビットを洗浄しながら連続的に掘り屑を地上に搬出する工法です。
使用される泥水は掘り屑の運搬機能とビット刃先の冷却とともに、マッドケーキと呼ばれる薄い丈夫な泥壁をつくります。泥壁には、崩壊・逸水・湧水を防止する重要な役割があります。
大深度の掘削に適した工法で、未固結堆積層から岩盤まで幅広い地層に対応します。
ビットと呼ばれる刃先を回転させて掘っていきます。
ビットを回転させるのは地上にあるさく井機械で、地下のビット(刃先)とは、ロッドと呼ばれる長い棒でつながれています。
ロッドは何本もの棒をつないだもので、掘削が進んだ分だけ付け足しながら長くしていきます。
地層に応じた泥水調整が地山崩壊防止に重要です。
固結岩等の崩壊の恐れのない帯水層は別にして、通常の堆積層にはケーシングが必要です。スクリーン管は、堆積層から地下水を取水するために作られた有孔管です。当現場では、腐食を生じないFRP製多板式スクリーンを使用します。
帯水層からの水の流出面とケーシング管との隙間を確実に充填することで、地層の細粒の砂が井内へ流入するのを防止します。
井内を洗浄することで、掘り屑およびスクリーンと充填砂利中の目詰まり物質を洗い出します。そうすることで清水が得られます。
揚水試験で井戸の能力と安定性を確認、水質試験を行い、所定のポンプ・用水管を設置して完了です。
コンプレッサーによる高圧空気を利用し、エアーハンマーによる打撃力と先端ビットにモーターで回転を与えながら掘削と同時にケーシング管をセットして掘進する工法で、工期が短く安価といった特徴があります。
小規模な井戸や狭いスペースの掘削に用いられる工法です。
また掘削中に水量や水質が把握できるため試掘井戸の掘削に利用されています。
一貫体制により、工業用から個人住宅まで幅広く対応します。安心の給水環境づくりは当社にお任せください。
当社は井戸の設計・施工から機材の販売、メンテナンスまでご提供しますので、定期的な診断・メンテナンスで井戸能力の寿命の長期化が可能となります。
定期的なメンテナンス、洗浄を行うことをお勧めします。